ユーザー車検

ユーザー車検は点検やメンテナンスを自分で行っている方に対しては勿論、初心者でも整備がきちんとされていれば簡単に受けられます。これから、バイクのユーザー車検の概要をご説明します。

メリットとデメリット

メリット

  • 費用を安く抑えられる
  • 愛車の状態がきちんと把握できる
  • 整備メニューを自分で決められる

デメリット

  • 書類などの手続きが面倒
  • 時間と労力がかかる
  • 保安基準に適合しない場合は、追加費用が必要

【継続検査】

バイクのユーザー車検は、運輸支局や検査登録事務所に設置された専用検査ラインで行われ、新しいナンバープレートの発行などの登録業務も行われます。整備知識さえあれば難しくなく、大型バイクの場合、陸運局に自身でバイクを持ち込んで車検を受けると、法定費用のみで済み、費用は約20,000円程度となります。 維持もとても楽になりますね。

※費用目安まとめ(自家用)

新車点検の場合(3年分の支払い)合計22,750円
・重量税…5,700円
・自賠責保険料…14,950円(37か月契約)
・検査手数料…2,100円
 継続点検の場合(2年分の支払い) 合計17,380円~18,580円
・重量税…3,800円(13年未満)
     …4,600円(13年経過)
    …5,000円(18年経過)
・自賠責保険料…11,780円(25か月契約)※
・検査手数料…1,800円

注意点:

ユーザー車検は、バイクが保安基準に適合している必要があります。

保安基準に適合しない場合は、整備費用や部品代が別途必要になります。

初めてユーザー車検を受ける場合は、時間がかかる場合があります。

検査で不合格となった場合は、再度検査を受ける必要があります。

内容が変更される場合が有りますので、正確には陸運局などでご確認ください。


※手順は次の通り


■車検の予約

NALTEC 独立行政法人自動車技術総合機構の自動車検査インターネット予約システムから受検する14日前から前日までの間に、予約を取ることができます。

※令和7年4月1日より継続検査の受検が「1ヶ月前から2ヶ月前」に改正されました。

発行された予約番号をメモし、運輸支局や自動車検査登録事務所へ向かってください。

自動車検査インターネット予約システム: トップページURL

重量税については下記リンクで、事前にご確認いただく事ができます。

次回自動車重量税額照会サービス: トップページURL


■事前に用意が必要なもの(書類)

車検を受ける際、当日以下のものを持って陸運局に持って行きます。

 当日用意するもの
(合計6点)
1) 自動車検査表(車検証)
2) 現在加入の自動車賠償責任保険証明書
3) 軽自動車納税証明書
4) 点検整備記録簿(整備手帳)
5) 継続検査申請書
6) 新しい自動車賠償責任保険証明書

※ちなみに、バイク販売店等の業者に依頼する場合は、1) ~ 3) の3点が必要です。

◇ 1.自動車検査表(車検証)

道路運送車両法第66条により備え付けることが義務づけられています。シート下の物入れに入っている場合がほとんどでしょう。

◇ 2.自賠責保険証明書(現在加入のもの)

車検証と一緒に、シート下の物入れに入っている場合がほとんどでしょう。

◇ 3.軽自動車納税証明書(納税証明書)

毎年支払う軽自動車税の領収書が「軽自動車税納税証明書」になっており、車検の際に必要です。コンビニで支払っている場合は、領収印が押されていることを確認しましょう。振込みやクレジットカード払いの場合は、証明書がハガキで届いているので、用意しましょう。

 ※なくしてしまった場合や、インターネットなどで支払った場合、市区町村役場の税務を扱う部署(納税課・課税課など、自治体によって名称が異なります)で証明書を再発行してもらいましょう。

◇ 4.点検整備記録簿(整備手帳)

新車で購入した場合には「メンテナンスノート」として付属してくるもので、12ヵ月点検や24ヵ月点検の内容を書いたものです。 車検時に提示を求められる場合があります。

◇ 5.継続検査申請書

車検上でも手に入れることができますが、事前準備しておくと、車検当日時間を短縮できます。

3号様式のダウンロード

◇ 6.自賠責保険証明書(新しく加入したもの)

車検を受ける当日と、次回の車検期限まで加入していることが条件となります。車検切れの場合は、次回車検日をカバーするために25ヵ月分加入します。

自賠責保険は、保険代理店やバイク店であらかじめ加入することもできます。運輸支局、検査登録事務所にも業者の窓口があり、当日加入することも可能です。


■車検場で用意する書類など

車検に際して必要な書類は、運輸支局、検査登録事務所の窓口に用意されています。慣れないうちは事前に取りに行き、自宅で書いて持っていくとスムーズかもしれません。

1. 自動車重量税納付書・印紙

 日付、ナンバー、氏名、住所、自家用か事業用か、二輪の小型自動車にチェックします。重量税の印紙を貼付欄に貼ります。重量税の金額は年式によって異なります。

2. 継続検査申請書(3号様式)

 有効期間、登録番号、車台番号、申請人氏名または名称、住所、ナンバーを記入します。これに車検の内容を記入することになります。

 ※事前にダウンロードもできますので、用意しておくと便利です。

3. 自動車検査票・手数料納付書・印紙・証紙

 検査の種類(継続検査に◯をつける)、登録番号、原動機型式、車台番号、走行距離計表示値(下2桁は切り捨てて記入、つまり100km単位)、受検者(本人に◯をつける)、申請者の住所、氏名または名称(車検証に記入してある住所を書く)、連絡先電話番号を記入します。

 


 実際に検査場のラインで検査を行う

実際に検査場のラインで検査を行う

検査ラインでは、バイクを持ち込んだ方が電光掲示板の指示に従って検査機械を操作し、検査を行い、検査官が合格かどうかの判定をします。持ち込んでいる方の多くはディーラー、販売店や整備工場の担当者で検査場に慣れています。しかし、ユーザー車検の場合は、ユーザー自身が操作を行うので、不慣れなことがほとんどでしょう。職員に声をかけ、わからないことを教えてもらうようにしましょう。

検査の手順

1.受付

検査ライン入口で、検査官によって車検証に記載されている事項と実際の車両の確認が行われます。

登録内容と、車両の間に違いがあるかどうかを外観からチェックするもので、バイクの場合は改造が多いので、ハンドルの改造や寸法の相違などを見ます。寸法や排気量、エンジンの車体番号や型式が違う場合は、改造申請を行うよう指導されることがあります。

2.保安基準に適合しているかどうかの検査

タイヤの溝の深さ(タイヤの摩耗状況)、タイヤの劣化、外観からわかる整備状況の不備(オイル漏れなど)、ウインカーや反射板の装着状況を見ます。

この1と2の検査は、都道府県によっては最後に行われることもあるようです。オイル漏れは重大な整備不良なので、完全に直していないと車検には通りません。

3.灯火類の検査

ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカー、ホーンが正しく作動しているかを見ます。

4.排ガス検査

排気ガス中の一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)や騒音が基準値以内かどうかを、検査機器を使って調べます。

エンジンをかけたまま検査機の前に停め、スイッチを入れて電光掲示板の指示に従って、細長い筒状のプローブをマフラーの排気口に入れます。すると、電光掲示板に結果が出ます。

5.スピードメーターチェック、ブレーキ制動力チェック

スピードメーターが基準値以内の精度が出ているかを検査します。

それが終わると、その場でブレーキの制動力検査となります。「前ブレーキの検査」と電光掲示板に出てローラーが回り、前輪を回します。「ブレーキをかける」と出たら、前輪のブレーキを強くかけます。「ブレーキをはなす」と出るまでゆるめてはいけません。「後ろブレーキの検査」も同様です。

6.ヘッドライト光軸チェック

ヘッドライトの光軸が基準通りかどうかを見ます。

バイクは常に振動にさらされていたり、転倒の際にずれるなどして、ここで不合格になることが一番多いのです。車検は1日に3回まで受けることができるので、運輸支局、検査登録事務所そばの光軸調整ができる整備工場(たいていあります)に持ち込んで調整し、再び検査して合格させることができます。

7.検査員の総合判定

これまでの検査項目により、検査員が総合判定して合格となれば、自動車検査票に「最終合格印」を押してくれます。窓口に行って、準備した書類(印紙を貼った自動車検査票、重量税納付書と車検証、継続検査申請書、点検整備記録簿、自賠責保険証明書)を出せば、有効期間が更新された車検証と、検査標章を発行してくれますので、検査票の印字に間違いがないか内容を確認し、問題がなければナンバープレートに貼られた古い検査標章を剥がし、新しいものに貼り替えましょう。

不合格になった場合、その日のうちに3回目までなら無料で再検査を受けることができます。自分で直すことができない項目(排ガス検査・スピードメーター検査)で問題が出た場合は、運輸支局、検査登録事務所近くの整備工場などで調整してもらい、再度検査するとよいでしょう。

日を改める場合は、不合格になった部分の検査だけですみますが、印紙代はもう一度購入する必要があります。

実施項目
1検査を行う陸運局に電話またはインターネットで事前予約する。余裕をもって1週間~1カ月前までに予約しましょう。 
2リフレクターの有無、マフラーの騒音、車体寸法などを点検する。  
3陸運局で「検査申請書」「自動車検査票」「点検整備記録簿」「自動車重量税納付書」「印紙」を購入し、記入が済んだら受付へ提出する。 
4二輪車検査コースで検査官の指示に従い、ヘッドライトやウィンカー、ホーンなどを操作する。 
5検査ラインで指示通りにバイクの各装置を操作する。 
6合格印のある自動車検査票を受付へ提出し、新しい車検証とステッカーをもらったら終了。

■当日あると便利なもの

1. クリアケース、クリップボード

 書類を持って検査ラインで車検を行うため、書類を纏めておくと便利

■書類を持って、検査場のラインへGO!

検査ラインでは、バイクを持ち込んだ方が電光掲示板の指示に従って検査機械を操作し、検査を行い、検査官が合格かどうかの判定をします。ユーザー車検の場合は、ユーザー自身が操作を行うので、不慣れなことがほとんどでしょう。職員に声をかけ、わからないことを教えてもらえますし、補助をお願いすることも可能です。

心配な方は、検査場の「相談窓口」へ行くのもよいでしょう。

整った車体で、気持ちも新たに Let’s have fun!

書類の書き方について(参考)

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