チェーンは駆動系の要。定期交換を怠ると、走行性能や安全性に影響します。ここではW650などクラシック系バイクを想定したチェーン交換手順を写真付きで解説します。
調整ゲージの最後まで行ってしまい、全体的にも下がっていますね。チェーンの寿命です。
すぐ交換したほうがよいでしょう。


🔧 必要な工具・部品
- 新しいチェーン(適合サイズ:525)
- チェーンカッター
- チェーンプレス or カシメツール
- グリス or チェーンオイル
- モンキー or ラチェットレンチ

🔧 手順①:古いチェーンの取り外し
ジョイントリンク部分(クリップ or カシメ)を探して、チェーンカッターで分離します。ドライブスプロケット側までチェーンを引き出し、慎重に外します。

※私はカシメ工具を持っていないことと、メンテナンスの観点から「クリップ」で止めています。
🔧 手順②:新しいチェーンの仮付け・長さ調整
古いチェーンと並べて長さを合わせ、不必要なリンクをチェーンカッターでカットします。スプロケットに仮掛けし、張りを軽く確認してから接続します。
参考)チェーンを通す際は、古いチェーンにジョイントリンクやタイラップなどで接続し、タイヤを回転すると簡単に張り替えられます。
私はダウンサイズしているため、サイズが520になっていますが、本来は525です。

🔧 手順③:カシメ or クリップで接続
Oリングとグリスを入れ、ジョイントプレートを装着。
クリップタイプ:専用プライヤーでクリップを装着
カシメタイプ:チェーンツールでリベット状にカシメます。
※向きに注意! クリップの開口部は進行方向と逆に。
🔧 手順④:チェーンの張り調整と注油
リアアクスルを調整し、遊びを25〜40mmに調整。最後に専用チェーンルブを塗布し、軽く回転させて馴染ませます。
※チェーンのたわみ量調整は、チェーンを上下に動かした量です。


⚠️ 注意点
- 作業前に必ずセンタースタンド or スイングアームスタンドを使用
- チェーンのたるみすぎ・張りすぎはNG
- カシメ不良は最悪走行中に脱落の危険
✅ まとめ
チェーン交換は「命に関わる整備」。中級者向けの作業ですが、手順を守れば自宅で可能です。安全・快適な走行のためにも、定期点検と交換を心がけましょう。
■ チェーンたるみ(スラック)【サービスマニュアル基準】
W650のサービスマニュアル規定値:
- ドライブチェーンたるみ:
25~35 mm - 標準チェーン
メーカー:江沼チェン製作所
タイプ:EK525MV-O、エンドレス
リンク数:104
※測定条件
- サイドスタンド状態
- チェーン中央部(スイングアーム中間付近)で上下量測定
(一般的なカワサキ空冷ツイン系と同一規定)
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#W650 #チェーン交換 #中級メンテナンス #駆動系 #バイク整備

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